HOME
›
診療内容
› 審美歯科
審美歯科、というとここ数年歯科関係の新聞記事でよく目にする言葉ですが、「歯を白くする」「見た目をよくする」といった、病的なものやそうでないものも含めた見た目をよくする処置の総称です。
ホワイトニングには大きく分けて、歯科医院内で行う「オフィスホワイトニング」と、ご家庭で行っていただく「ホームホワイトニング」の2種類があります。
ホームホワイトニングは、医院内で製作したトレーに薬剤を入れ、ご家庭で使用していただくホワイトニング法です。トレーに薬剤を入れ、1〜1.5時間つけていただき、歯の中に薬剤を浸透させます。週2〜3回、2週間で1回目の判定、効果が上がらない時は1ヶ月間空けてもう2週間同様に実施していただきます。
※
オフィスホワイトニングの詳細はこちら
1980年代に歯とポーセレン(セラミック)を科学的に接着させる技術が開発されました。歯の外側に限定した切削により、歯の中の神経を取らずにセラミックを貼り付ける方法です。
変色した歯や先天性の色調不全の歯に対して有効といわれています。歯の一番表層であるエナメル質部分を切削するため、切削量は0.7mm〜1.0mmとなりますが他のかぶせ物と比較するとやや取れやすい欠点があります。そのため、歯列不正のある患者様には不向きといわれています。また、日本人はエナメル質が薄いため、術後知覚過敏を誘発する恐れがあります。
従来最も審美性に優れたかぶせ物として、ポーセレンメタルボンドクラウンが挙げられていましたが、金属の裏打ちのない、ポーセレンのみのかぶせ物が2000年代になって実用化されました。接着剤とポーセレン自体の強度向上により、非常に優れた審美性を有するかぶせ物が可能になりました。
ただ、ポーセレンメタルボンドクラウンと比較すると若干切削量が増えます。また、金属と比較すると歯牙との接着力が低いケースもあります。
入れ歯のメリットは「周りの歯を削らなくてもよい」「外科処置の必要がない」ということです。
同時にデメリットとして「金属のバネが見える」「口腔内でも違和感が強い」ということも強く認識されています。当院ではバネのない入れ歯(製品名ルシトーンFRS)を導入しております。バネの代わりに歯の一部をやわらかい素材で多うことで密着しています。従来の入れ歯よりはるかに薄く、違和感が少ないために機能性に優れており、バネがないので見た目に変化が少ないことも大きな特長です。
どちらにも長所短所がありますので、ケースごとによって最良の処置は違います。 切削量はメタルボンドクラウンの方が若干少ない(中は金属のため)のですが、審美性はジルコニアクラウンの方が優れているようです。
ただ、ジルコニアクラウンは歯牙との接着力で個人差が出てくるといわれています。また、金属成分が微小のため、金属アレルギーを心配されている方にはお勧めできるかぶせ物です。