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抜歯の問題点は「診療時間の目安が立たない」ということです。
それはレントゲン上では引っかかりがないように見えても、実際は釣り針状になっていたり、根の先がふくらんでいたりするためです。 すぐ抜けるような場合を除いて、初診で抜歯をおこなう可能性は少ないため、あらかじめ日程に余裕を持ってアポイントを取るようにしてください。
当院ではセフェム系の抗生物質を処方しています。アレルギー反応のある方は事前にお申し出ください。また、腎臓疾患や肝臓疾患のある方、血管系及び心臓の疾患によりワーファリンなどを服用されている方も事前にお申し出ください。
抜歯はなるべく以下のような条件を満たす日を選ぶとよいでしょう。 （抜歯が難しいと予想される場合はとくに）
（Ⅰ）
翌日の仕事や学校が休みである
（Ⅱ）
体調に問題がない
（Ⅲ）
抜歯の当日は食事を済ませ、その後にお酒を飲む用事がない日
顎関節症は開口障害、開口時の疼痛、開口時の雑音のいずれか、または複数の症状を伴う関節の疾病です。
口が上手く開かない、口を開けるときに痛みや音が出たりするなどの症状が出たときにその可能性が生じます。顎関節症以外でこういった症状が出ることもあるので「おかしいな」と感じたら、まずは歯科医院で受診しましょう。
（Ⅰ）
咀嚼筋の障害（口の開閉に関する筋肉になんらかのトラブルが起きている）
（Ⅱ）
関節胞、関節靭帯の損傷
（Ⅲ）
間接円板の転位（上顎骨と下顎骨の間のクッションが本来の位置からずれている）
（Ⅳ）
下顎骨の変形
日本人に最も多いのは（Ⅲ）型といわれています。従来顎関節症を誘発する大きな原因として、かみ合わせの狂いが挙げられてきました。 現在は、マウスピース（スプリント）やレーザー照射により症状を緩和する治療が主流となっていますが、円板の癒着が認められたり、顎の変形が認められる場合には手術が必要となる場合もあります。
歯の根っこの炎症が慢性的にすすんだ状態、また保険外のかぶせ物やブリッジを入れているため、根っこの治療が難しい場合におこなう小手術です。（基本的に前歯のみ） 歯ぐきを剥離したあと、直接根っこを露出して一部を切除し、病巣を取り除きます。 治療自体は1度で済み、保険も適用されますが、定期的に経過観察する必要があります。
手術前
手術後
歯根の先端を2mm切除しています。
チタン化合物を顎の骨に埋入する方法です。考案された当初は総入れ歯（歯がない）の患者さんの支えとして応用されてきましたが、予想以上にチタンと骨の癒着が強いため、現在ではチタン化合物に直接かぶせ物をする形式に変わっています。
現在80社以上の会社からインプラントが販売されており、基本的な金属組成、形状はほぼ変わらず各社が独自色を出そうとしている状況です。 当院ではPOIインプラントを採用、数少ない国産インプラントのためアフターサービスの良さと豊富なバリエーションに信頼を寄せています。
ブリッジの支台とするために、両隣の歯を削らなければなりません。
歯の抜けたところにインプラントを埋め込み、人工の歯をかぶせるので両隣の歯を削ることがありません。
入れ歯を固定する金具などに異物感を感じたり、支えている歯に負担がかかることがあります。
入れ歯を固定する金具がないので異物感がなく、他の歯に負担をかけません。
入れ歯が口の中で動いてしまい「噛みづらい」や「話しづらい」などの不便を感じることがあります。
インプラントにより、入れ歯をしっかりと固定できるので、入れ歯を気にせず食事や会話を楽しむことができます。
※JAPAN MEDICAL MATERIALS のパンフレットから一部転載しています。
